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  ドッグトレーナーの手法をまとめています
                       
   
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年が明けて1月、気分を入れ替えて頑張ろうと意気込んだはいいものの、1月前半は去年と大して変わらず気分が滅入り気味な生活をしていた。

1月の中ごろ親戚から電話があって仕事を手伝ってほしいといわれた。去年から親戚の仕事を手伝ってくれないかという話があったのだが、体調が思わしくなく連絡をしていなかった。

その日気分的にも良かったしやることが特になかったので手伝うことにした。久々に人と話をしてかなり気分的に楽になった。土木関係の仕事でその日は現場を確認してきてほしいとのことだった。主要道路の道幅だったり障害物の有無を調べて写真を撮った。

家に帰るといつも出迎えてくれる犬がいなかった。姉に聞いたところ犬の調子が悪かったらしく両親と病院に行ったとのことだった。

犬はまだ3歳半でもともと虚弱体質だったので今回も風邪程度だと思っていた。かなり長い時間帰ってこないのでちょっと心配だった。

両親が犬と一緒に帰ってきた。あと余命1週間だと告げられた。信じられなかった。その日の朝は自分が散歩に行っていつもと変わらず元気でボール遊びもやってたし走り回っていたのに。ただ最近食欲がなくなったなぁくらいにしか思ってなかった。

末期の肝臓がんだった。獣医はもう手の施しようがないと言ったそうだ。犬の肝臓がんはサイレントキラーと言われていて目立った症状がなく、どの犬も大抵手遅れの状態で病院に運ばれてくるそうだ。

ただ、肝臓がんは10歳以上の犬が多く、わずか3歳でここまでひどいケースはめったにないそうだ。

本当に可哀そうとしか言いようがなかった。滅多に話さない家族が集まってみんな涙した。年老いた犬ならまだしも、肝臓以外どこも悪くない3歳の犬…親が退職後の楽しみにと飼うことにした犬。

ショッピングセンターで売れ残っていてとても臆病な犬だった。3年前急に親がショッピングセンターへ行こうと言って自分を連れ出した。とりあえずついて行ったら『この犬飼うから』と言われてびっくりした。犬を抱いて家まで帰った。決してかみついたりしない大人しいかわいい犬だった。

点滴を打ってもらってぐったりしていた。残りの時間はおいしいものをたくさん食べさせてあげて好きなようにさせてあげてと獣医から言われたそうだ。今日は疲れてるから明日おいしいものを食べさせてあげようと思い寝た。

朝5時に目が覚めて犬を見に行った。父親が寄り添って寝ていた。犬はゆっくり呼吸をしていた。

自分も寄り添って寝て犬の顔に手を当てがってしばらく横になっていた。

しばらくしてむくっと顔を上げて見つめてきた。どうしたの?と言ったら急に舌が出てきてよだれを垂らした。そして痙攣し始めた。

急いで家族を起こして1階へ降りると変わらず痙攣していて、家族みんなで声をかけたが、呼吸が止まってしまった。

最後の1,2分だけ苦しんだのがせめてもの救いだった。本当にあっという間の出来事だった。でもまさか昨日の今日死ぬなんて全然思ってなかった。

あれから2週間経つが、さみしさがどんどん大きくなっている。いなくなって初めてその存在感がいかに大きかったか気づかされる。親はぼやいたり溜息ばかりついている。これからという時に本当に残念だった。

親戚に『あの子が生きたかった分、頑張って生きな』と言われた。妙に納得できた。

11日から親戚の会社に正式に入ることになりました。体を動かして無理なくやっていこうと思います。初の正社員。今までは自分の体調がどうなるかわからないから責任の軽いバイトばっかりやってきたが、もうダメージをすべて受けることにした。とりあえず現場で倒れないように体力作りとエクセルを勉強したいと思います。
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